まけてぃん!

韓国企業のIRや決算などを翻訳・解説していくブログです。

【翻訳解説】ファーウェイ締め出し!加速する米中貿易摩擦!韓国経済への影響は?

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ファーウェイ締め出しをはじめとする米国の中国への圧力がすごいですね…米中貿易摩擦はどこまで行ってしまうのでしょうか。心配になります…

個人的にはiPhoneには中国のファウンドリーが必要だと思いますし、ファーウェイには米国の技術を使ったソフト、ARM社の技術などが必要だと思います。お互いに必要としあっているはずです。政治的に使われてしまうのは関係者各位大変だなぁとおもいます。

今回まけてぃん!では韓国経済に米中貿易摩擦がどのように関わってくるのかKISDI(情報通信政策研究院)のレポートを参考にまとめていきたいと思います。

 ソース

KISDI(情報通信政策研究院)のレポートを参考にしました。

http://m.kisdi.re.kr/mobile/prem/pre_view.m?controlNo=14384&&selectPage=1

 

韓国の対中国の輸出の内、米国に再輸出される比率は総輸出の約5%に満たない

우리나라 對중국 수출(2014년기준)이 미국으로 재수출되는 비율은 5%에 불과하고 이에 대한 ICT비중(71.5%)을 고려할 때 對중국 총 수출의 3.6% 수준
※ 한국의 對中 수출은 최종재(31.3%)와 중간재(68.7%)로 구성, 중간재의 최종귀착지는 중국(43.8%), 미국(5%), EU(4.3%), 일본(2%), 한국(0.8%), 제3국 24.1%(권태현 외, 2016)
- 對中 중간재 수출품의 미국으로 재수출 비중은 점차 감소하는 추세: 8.8%(2009년) → 5.0%(2014년)

韓国の対中輸出は最終財(31.3%)中間財(68.7%)で構成されており、中間財のうち最終帰着地は中国(43.8%)米国(5%)EU(4.3%)日本(2%)韓国(0.8%)第3国(24.1%)となっているようです。

さらに中国を経由し米国に最終的に再輸出される製品の比重は2009年には8.8%あったものが2014年に5%になっているように減少傾向にあるようです。

米中現地法人の韓国企業の売上の大部分は現地もしくは韓国なので影響はない←これは…どうなんでしょう?

미·중 현지 법인 기업의 매출은 대부분현지혹은한국으로의수출을통해발생, 양국간의무역 분쟁에 의한 직접적인 영향은 제한적일 것으로 전망
- 전기전자 부문 해외 진출기업의 매출 중 제3국으로의 수출 비중은 약 12%(2016년 기준)에 불과

米中現地法人の韓国企業の売上の大部分は現地、もしくは韓国への輸出であり、米中貿易摩擦による直接的な影響はない。としています。

また電子機器部門の海外進出企業のうち、第三国への輸出比重は約12%にみたない。としています。

f:id:k-market-reserch:20190522232225p:plain

こちらの表がのっていたので翻訳したものを作りました。

米中進出韓国企業の売上比重(2016年度)

米中進出韓国企業の輸入比重(2016年度)


こちらをみると、確かに現地や韓国への輸出入が大半を占めておりますが、問題となっている中国から米国へ、米国から中国への輸出入量はわかりにくい状態となっています。

結論:韓国は米中両国の相互輸入制限処置により代替財供給を通した輸出拡大を期待している

對중국중간재수출이많은한국과대만등이가장큰영향을 받을 것으로 예상이 되나, 반대로 양국의 상호 수입제한조치로 인해 우리나라는 대체재 공급을 통한 수출 확대를 기대해 볼 수도 있음

 対中国の中間財輸出の多い韓国と台湾は米中貿易摩擦により影響を受けると予想されるが、両国の相互輸入制限処置が行われれば、代替として韓国製品を供給するようになり、輸出拡大を期待することもできる。としています。

日本も好機。頑張って欲しい

ファーウェイと取引があるということで三菱電機でしたり一部企業が叩かれておりますが、、日本企業を応援するのであれば、ファーウェイにこれまで米国が入れていた部品を日本企業に入れてもらいたいですね。