日本では昨年2018年末に始まったPayPay祭によって、スマート決済サービスが乱立していますね。少しずつ販促サービスの落ち着きと、徐々に周りの利用している人が増えているのを日々感じます。
とりあえずこの記事を読む限りでは日本市場においてPayPayがかなりのユーザーを確保できたようですね。
韓国はどうなの
本サイトに来てくださった皆様は「韓国はどうなのか」ということが気になられているのかと思います。韓国の電子決済サービスについてまとめていきたいと思います。各企業の決算については少し時間の関係上少しずつ別記事にて紹介していこうと思います。
まず韓国の決済事情
実は韓国は日本と違いだいぶ「キャッシュレス化」自体は進んでいます。
クレジットカード決済をすると減税されたり、地下鉄などの交通機関をほぼ国が運営しており交通カードが一つのため、現金を持ち歩かなくてよかったりします。クレジットカード決済が減税対象になっているのは脱税防止のためですね。
そのため屋台ぐらいでしか現金を使うことはありません。
どうみても個人経営だろ…といったおじいさんおばあさんのやっている飲食店ですらカード決済できます。
韓国電子決済運営系列別大まかなまとめ
まず運営元の系列別に大きく分けていきます。
(運営元 系列):(電子決済サービス名)
大韓民国政府系列電子決済
- 제로페이(Zero Pay ゼロペイ)2019.1?〜
金融決済院系列電子決済
- 뱅크월렛(BankWallet バンクウォレット)2013.8〜
スマートフォン会社系列電子決済
- 삼성 페이(SAMSUNGpay サムスンペイ)2015.3〜
- LG 페이(LG Pay エルジーペイ)2017.6〜
通信キャリア会社系列電子決済
- CLiP(クリップ)2015.8〜 KT
- Paynow(ペイナウ)LG U+
- T페이(ティーペイ)2016.5〜 SK telecom
クレジットカード会社系列電子決済
- JUSTOUCH(ジャスタッチ)2018.8〜
- QR Pay 2018.1〜
情報媒介サービス会社系列電子決済
- 11Pay(シビルペイ)2017.7〜 11번가*1
- 네이버페이(Naver Pay ネイバーペイ)NAVER
- 카카오페이(kakaopay カカオペイ)KakaoTalk
- 페이코(PAYCO ペイコ)NHN※*2
- PayPal(ペイパル)
物流・流通会社系列電子決済
- 스마일페이(SmilePay スマイルペイ)2016.7?〜
- L.pay ロッテグループ
- SSG PAY 신세계그룹(新世界グループ シンセゲグループ)
となっているようです。
シェアはどんな感じ?
2017年8月の時点ではSAMSUNGpayが1位、2位がNaver Payのようです。
PayPayのように加盟店手数料無料で広げる政府主導ZeroPay
韓国ソウル市にて2019年初めから少しずつ試験運用をしているZeroPayですが、PayPayと同じく加盟店への手数料がゼロなことが大きな利点でもあります。
そのため今までは現金での対応だった屋台などでも利用されることが想定されているのかと思います。
ただ、まだまだ使用感に問題があるようです。下記記事。
引き続き決済サービスについてはみていこうと思います。
スマートフォン会社系列のSamsungPayが1位なのは意外でした…
あとはSKやロッテなどのTop企業グループが多く参入していることがわかりますね。
Top企業をまとめた記事です。あわせてどうぞ。